上高地に行った。南国の者が「上高地に行った」ときくと「それはどこぞ?」「あの夏の有名な上高地よ!」と、あまり知らない人が多い。夏は箱根か上高地か~と関東の人は云うが九州人はそれほど知らない。最近は飛行機も団体ツアーならやすくなる。
上高地と言えば梓川。川の水は夏でもとても冷たい。古くは梓の木から梓弓を作り朝廷に献上したことがあった。穂高の山奥に上高地はあり、夏でも涼しく避暑地として有名だ。
これは上高地帝国ホテル。夏の喧騒をのがれてしずかな高原で過ごすのもいい。
上高地アルプス山荘、クマザサの中に標識があった。
上高地帝国ホテルの入り口です。 いつもの徹さんと章さんご夫妻です。
梓川ぞいに川のせせらぎを聞きながらあるくのもいい。
これが河童橋です。昔は川を渡るには着物を頭にのせて歩いてゆき、その姿が河童に似ていたから…と、パンフレットに載る風景である。芥川龍之介が短編の小説「河童」に登場させている。
米国のナイアガラ見物につづいて徹さんと章さん。ややスケールは違うが…日本の夏のすごし方である。ここから徒歩で20分ほど歩けばウェストン記念碑だ。梓川のほとりに登山家で宮崎にも来た英国人の宣教師の碑がある。この上高地を世に出した人だ。
最後に河童橋と穂高連峰の山々をみてこのアルバムを終わろう。