この写真は、話し方教室の受講生Yさんが海外旅行をした時に撮影したものです。
スイスのシェルマット地方の雪山を展望できる名所ゴルナーグラードです。スイスならではの美しい風景です。この標高3,131㍍の高所に画面右下に確認できるように、登山列車が運転され ています。

hana0208-1p1   傾斜に対応するため歯車レールを加えています。開通したのは明治31年といいますから驚きです。日本では富国強兵策で紡績産業の振興につとめていた頃です。パリではその頃に地下鉄も開業しています。日本と文化の蓄積が違うことを思い知らされます。

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この展望所にいた犬たち。
観光客が行方不明になった時などに活躍する救助犬です。首の下に結んでいるのは緊急用の気付け薬、酒(身体を暖める為の)、パン(非常食)の入った小樽です。
サンベルナール犬(英名セントバーナード犬)で数頭います。かわいいので一緒に記念写真をとる観光客が多い。ちゃんと出演料をかせぐ、おりこうな犬。(犬だけの撮影なら無料)
ところでYさんは先日、職場でのスピーチで好評価を得たという。「話し方教室で練習の成果がありました!」と喜んでいた。練習を重ねればかならず成果があるものだ。

  連想ゲーム

これは自由な発想力を養う目的で行うもの。前の人から送ってきた言葉を基にしながら違う言葉に発展させる。このゲームを繰り返すことで「思考」のワンパターン化を防止できる。昔風に言えば「水平思考」だ。いわゆる「柔らかい頭脳」づくりをめざすケームである。

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「節分」といえば「豆まき」と答えるのは平凡なワンパターン。できれば「鬼が島」まで展開させたい。 要は「関連がありながら飛躍させる」ことがポイントだ。

 「語尾はスッキリ!」

歯切れの悪い話し方に、「…て」「…が」というのがある。
(例)「私、先日旅行に行きまして…大分の湯布院という所だったんですが…」
この話法から「…て、…が」を抜くとスッキリしする。
(改)「私、先日旅行に行きました。大分の湯布院という所です。」

いかがですか?調子の良いリズム感のある話し方になりましたね。話の内容はかわらなくても全体の印象がとても良くなります。

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次週は「即題カード」によるスピーチをします。とダンディ・パパが簡単に言われた。
これは簡単ではない。そのテーマにそって即座に2分程度のスピーチを構成しなくてはいけない。連想ゲームの要領で関連する項目を広げて話を組み立てることになる。最終的にその話を自分の気持につなげたら完成する。

  話の流れ/材料の配列

①時間的な順序 (昨日・今日・明日)
②空間的な順序 (デパートの階)
③既知から未知へ(パソコン)
④重軽式順序 (一番大切なこと)
⑤軽重式順序 (まず簡単なことから)
⑥原因結果順 (ケーキを食べたら…)
⑦結果原因順 (なぜか3㎏増えた…)
⑧問題解決順 (地球温暖化)
⑨動機づけ順 (ドレスを売るとき)