これが国道246線の通称「青山通り」。近くに神宮球場や青山学院大学がある。朝10時頃の撮影なので街路樹の影が横にあり立体感ある写真となった。さて2回目の講習は「スタイル・ポーズ」について。人物撮影の場合は被写体(モデル)にカメラマンが「どんな写真を撮りたいのか」伝えなければならない。

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言葉で言うだけでなく実際にカメラマンが「そのポーズをやって見せる」ほうが伝え易い。そのためにはカメラマン自身が「スタイル・ポーズ」を実演する能力が要求される。このあたりからA先生が開発したユニークな分野に入る。大きな鏡を使用して「体の動き」について解説と実技が行なわれた。

内容
①姿勢について、姿勢を良くするポイントは「胸」と「お尻」である。ただ胸を張るだけではアゴが出て不恰好になる。そこで「お尻」を上げる方法を伝授してもらった。スクワットみたいな姿勢から立ち上がると「お尻」が上がり、その結果「胸」も出ることになる。

②顔の表情について、
日常生活では人の表情は「やや上向き」である。写真に写る場合は少しアゴを引くほうが良く写る。鏡を見る時は無意識のうちに「修正」している。その修正を意識してカメラに写るようにすると「よい顔」で写ることができる。顔は左右の表情が厳密には違う。右が理知的、左が感情的といわれる。だから二人で写る場合は男性が右に、女性が左の位置なら、男性はりりしく、女性はやさしい表情が撮れることになる。

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③人の自然な表情を撮るには、
カメラを意識すると「物体」を見る目になってしまう。だからはじめはカメラを見ずに(横など向いておき)体をひねるようにしてからカメラ方向を見ると「自然な表情」を撮ることができる。カメラマンもモデルに「語りかけながら」撮影するとコミュニケーションができて良い写真を撮ることができる。

そのほか「モデル立ち」は安定する立ち方だ。とかファツション誌のモデルの「しぐさ」の特徴について述べられた。より勉強するようにとDVDと自著の本を下さった。感謝である。
講習のあと、すこし時間があったので、「撮影の実習」を行った。連写にだいぶ慣れてきた。今回より「プロ・コース」の人達と合同となった。プロ・コースの人達は毎週講習・実習を受けているだけに「よい写真」を撮っているのがわかった。