旧 友            樫元  洋

日向学院に短大があった頃のことだ。MRTファックス室に毎日新聞のニュース整理用に夜間アルバイトが来ていた。短大生の脇田くんが来ていた。アナは夜勤があった時代だ。よくいきが合って毎週楽しみだった。かれは友達を連れてくることがあった。防太郎くんという若者が来た。昔局社が下北方町にあり、田舎で、受信は旧式のファックスで行い文字が二重になったりする調整にアルバイトが必要だった。脇田くんの友達田宮くんから久しぶりに手紙がきた。

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お久しぶりです。あの頃本当によくMRTに行っていました。社屋の写真、泊まったベッド、ファックス室のあの音、懐かしく思い出しています。役場に行きはじめてからもかなり通いました。趣味は空手道で今夜も道場です。60代が主で、むかし柔道で三船十段の空気投げがありましたが、そんな感じの武術です。

樫元さん、病気されたのでしょうか?私も50才の時に軽い心筋梗塞を発病したことがありましたが今は完治しました。医者は武術のおかげだから続けていくようにと言ってくれました。いつか是非お会いして昔のことなど話したいです。

―彼の名刺が入っており、今は武道家としての空手着をきた彼と元清武町副町長の名刺が入っていた。役場に40年勤務と書いてあった。彼とどうして再び知り合ったかを書く、山下くんという脳梗塞の後遺症でリハビリ施設「ケアふる」に時々行くことで知りあった。彼のDVDを作ろうと写真の思い出を聞いたところ、「さんご会」という清武の中学の同窓会で名簿を見せてくれた田宮くんが会計にいた。ふしぎな縁である。DVDはナレーションを字幕で作り完成した。山下くんは喜んでくれた。それがきっかけで50年まえの旧友と会える。青春だった。私も彼も…会ってない時間は長いけれどそのほうが昔にもどった感じだ。今はMRTは社屋も橘通りにでて下北方は住宅街になっているが…昔の話などを楽しみたい。